■
飲みすぎです。疲れました。
僕はどうやら少々特殊なようです。女兄弟の長女というだけではなく、それほど数が多くない苗字の女系一族の長女に生まれてしまったゆえに考えれば考えるほど僕を絡める名前の糸は複雑に絡み合っているように思えます。
本家長男に嫡子がいないこと、他にも目ぼしい跡継ぎがいないこと。
古い習慣は未だ僕の周りには存在しているということ。
異常だとは思っていつつ、仕方のないことなのだと僕自身が諦めていたこと。
そもそもがそういうものなのだと幼い頃から思って自分でレールを敷いてしまったこと。
それでいて家や名前に囚われる古い生活と女は子を産み育て夫の影となり生きるということへの嫌悪や反発。
久々にいろいろなもの爆発しました。
僕の結婚への願望は家を出たいという、その願いのためだけなのだと気づきました。ずるいとは思います。相手にも失礼だとは思います。
それでも僕はあの家を出て自由に生きたいのです。
帰る場所はあそこではなく他にもっとあるはず。
養子だとかそういうことに頓着せず、ただ僕という人を愛してくれる人、ここから連れ出してくれる人に出会いたい。僕の望みはそれだけなんです。
孤独を感じるのは合わない人間と一緒にいる時なんだそうです。
家族と一緒に暮らしている僕はあの家の中で孤独です。
唯一妹は共感すること、してくれることはあまりないにしろ理解はしてくれています。僕がシスコンと言われる所以は彼女といるのが一番楽だからです。
そしてそんな優しい妹にも迷惑をかけたくないから僕がなんとかしなくてはという思いもゼロではない。
結局僕はどっちつかずでここまで来てしまったのです。
典型的な依存ですね。
自立しよう自立しようともがいても、言葉や自らの考えや習慣がそれを拒む。
さてそれはいつまで続くのでしょうか。
いい子を演じなきゃいけない、いいお姉ちゃんじゃなくてはいけないことへの強迫観念はそうそう消えるものではありません。
祖母のために家のために、長女だから。
真面目だねじゃない、怖いんです。
ただでさえ薄っぺらい親子の関係、家族の関係が失われること。
名前でしか家族でいられないこと。
自称自由人の母でさえ捨てられなかったこの名前を、そもそも彼女はこの名前が好きで選んだのだから捨てるも何もないのでしょうが、僕自身は嫌で嫌で仕方ないということ。
そこまで嫌っていてもどこかで仕方ないと諦めてる自分の事。
……本当に酔ってますね。酒にも自分にも。
何いってんだ馬鹿じゃねぇのか。
壊れる寸前。いやもう壊れてるのかも。
そんなこんなの帰りの電車からの投稿でしたとさ。
みんなおやすみ。